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虫歯で顎が痛むのはなぜ?対処法も解説 | 歯医者さんのお役立ちコラム
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虫歯で顎が痛むのはなぜ?対処法も解説

「虫歯で顎が痛む場合の治療・対処方法は?」
「顎の痛みを引き起こす口腔内のトラブルについて知りたい」
「顎が痛む時にやってはいけないこととは?」
ビジネスマンであれば見た目の清潔さは非常に重要。
くわえて、歯は健康寿命を支えているともいわれており、自己投資としてはコスパが高いともいえるでしょう。
そこで本記事では、顎が痛む方に向けて、冒頭の疑問について詳しく解説していきます。
虫歯や歯の痛み、歯ぐきの腫れを治したいと思っている方は、ぜひ最後までご覧ください。

顎が痛むのはなぜ?

顎の痛みはさまざまな原因で生じます。
虫歯や歯周病が進行すると、炎症が歯茎や顎の骨に影響を及ぼし、痛みを引き起こすことがあります。
また、顎骨や歯茎にできた腫瘍も圧力や炎症を引き起こし、顎の痛みの原因となり得ます。
くわえて、顎関節症。
これは顎の関節とその周囲の筋肉の障害により、開閉時や噛む動作に痛みを感じる状態です。
これらの痛みは自己診断せず、早めに専門家に相談することをおすすめします。

症状別に考えられる原因

急に顎が痛み出したときも、顎に違和感を覚え「ときどき痛む」状態も、いずれも顎周辺の構造や虫歯・歯周病・顎関節・神経など多様な原因・メカニズムが関与しており、まずは「どんな症状か」を整理することで歯科受診や応急処置の適切な判断につながります。

例えば、痛みが強く一気に発症した場合は炎症や急性の感染が疑われ、逆に違和感・軽い痛みが断続的に起きる場合は慢性的な歯・歯茎・咬み合わせ・顎関節の問題が背景にある可能性が高まります。

以下に「急に痛み出した場合」「違和感・ときどき痛む場合」に分けて、考えられる原因を整理します。

急に顎が痛み出したときに考えられる原因

急な顎の痛みが出た場合、まず疑うべきは急性の炎症や感染症です。

進行した虫歯が顎の骨や歯茎まで炎症を波及させて激しい痛みを引き起こしたり、親知らずの周囲に急激な腫れが生じて顎に鈍痛・鋭い痛みが走ったりすることがあります。

さらに、顎関節に急な負荷がかかり捻挫・筋肉の急激なつっぱりが起きることで痛みとして感じられることもあります。

「急に」痛みが出たときは、自己判断せず早めに歯科ないし顎関節・口腔外科の専門医に相談することが望ましく、また応急的に冷やす・食事を控える・口腔内を清潔に保つといった対処も重要です。

顎に違和感がある・ときどき痛むときの原因

顎周辺に常にではないものの「違和感がある」「噛むときだけ軽く痛む」といった場合は、慢性的なトラブルのサインであることが多いです。

虫歯がゆっくり進行していて歯茎や顎骨に軽微な炎症が続いていたり、歯並び・咬み合わせのズレが顎の筋肉や関節に負荷を長期的にかけて痛み・違和感を蓄積させていたりします。

「ときどきの違和感・痛み」を軽視せず、定期的な歯科検診・咬み合わせチェック・生活習慣(噛みしめ・歯ぎしり)見直しが早期対応につながります。

顎の痛みを引き起こす口腔内のトラブル

顎の痛む理由がわかったところで、ここからは、痛みを引き起こす口腔内のトラブルを見ていきましょう。
ここでは網羅的に、以下の6つを紹介します。

  • 虫歯
  • 親知らずの抜歯
  • 歯周病・歯肉炎
  • 歯茎や顎骨にできた腫瘍
  • 口腔顔面痛
  • 顎関節症

それぞれ解説していきます。

虫歯

虫歯は、歯の硬い組織が酸によって溶ける病気です。
歯垢内の細菌が食べ物の糖分を酸に変え、これが歯を侵します。
初期段階では無症状ですが、進行すると歯や顎に痛みを引き起こすことがあります。

 

関連記事:虫歯の初期症状と症状が現れたときの適切な対処法について

虫歯で歯の形が変わると噛み合わせがズレる

虫歯が進行して歯の硬い部分(エナメル質・象牙質)が侵されると、歯が削られたような凹凸が生じたり、欠けができたりします。

そしてそれが放置されて噛み合せ面の高さ・角度が変化すると、上下・左右の歯が本来噛むべき位置で接触しなくなります。

その結果、顎を動かす筋肉や関節に余分な負担がかかり、咬合の変化が一部の人で顎や筋に負担を与え症状に関与する可能性がありますが、痛みの原因は多因子で個人差があります。

虫歯が原因で歯の形=機械的なフィットが崩れると、見逃せない顎痛のリスクに繋がるのです。

被せ物や入れ歯で噛み合わせに違和感が生じる

虫歯を治療して被せ物や入れ歯を装着したあと、わずかな高さや形状の違いでも「噛み合わせが合わない」と違和感を覚えることがあります。

特に、片側だけで治療が終わった場合や複数本を同時に補綴した場合には、噛む力のかかり方が変わって顎の関節や筋肉に負担がかかる可能性が高くなります。

これをそのまま放置すると、顎にだるさや痛み、あるいは口の開け閉めがしにくくなることもあるため、違和感があったら早めに歯科で噛み合わせの調整を受けることが重要です。

虫歯を放置すると顎の骨まで炎症が広がることがある

虫歯が進行して歯の根の奥にある神経まで細菌感染が及ぶと、炎症が歯の根の先から顎の骨にまで広がることがあります。

こうした状態は「根尖性歯周炎」や、さらに進行すると「顎骨骨髄炎」と呼ばれ、ズキズキとした強い痛みや顎の腫れ、口を開けにくいといった症状が現れます。

炎症が広がると発熱やリンパ節の腫れを伴うこともあり、顔の片側が重だるく感じるケースもあります

痛み止めで一時的に和らいでも、原因となる感染源が残っていると再発するおそれがあります。

放置すれば炎症が慢性化して骨の内部に膿が溜まり、顎の痛みや違和感が長く続くこともあるため、早期に歯科医院で根管治療などの適切な処置を受けることが大切です。

親知らずの抜歯

親知らずの抜歯は、歯が不適切に成長したり、他の歯を圧迫したりした際に必要な処置です。
この抜歯は時に複雑で、腫れや顎の痛みを引き起こすことがあります。
痛みや腫れは通常、抜歯後数日で和らぎますが、適切なアフターケアが重要です。

親知らずは抜いた方が安心なケースとは

親知らずが斜めに生えていたり、隣の歯を押していたりする場合は、早めに抜歯を検討することが望ましいです。

歯茎の中に半分だけ埋まっていたり、奥まった位置にあったりする場合は、歯ブラシが届かず虫歯や歯周病を起こしやすくなります。

さらに炎症が広がると顎の痛みや腫れを引き起こすこともあるため、痛みや違和感が出た時点で早めに歯科医院を受診し、レントゲンなどで状態を確認してもらうことが大切です。

問題なければ親知らずをそのまま残してもいい場面

親知らずがまっすぐ生えていて、上下の歯と正しく噛み合っている場合には、必ずしも抜歯の必要はありません。

痛みや腫れなどの症状がなく、清掃もしっかり行えていれば、経過観察で問題ないこともあります。

年齢や歯並びの変化によって将来的にトラブルが起こることもあるため、定期的に歯科でレントゲン検査を受けて、親知らずの位置や周囲の歯茎の状態を確認しておくことが安心です。

歯周病・歯肉炎

歯周病は、歯を支える歯肉や骨が炎症を起こすことで歯茎の腫れを引き起こす病気です。
歯肉炎は、歯周に見られる炎症を指します。
歯周病は、プラークと呼ばれる細菌の塊が原因で、不適切な歯磨きが蓄積しやすくさせています。
治療法としては、まず歯科医によるプロフェッショナルなクリーニングが必要で、歯石の除去と歯肉ポケットの清掃が一般的。
重度の歯周病では、手術が必要となる場合もあります。
毎日の適切な歯磨きと定期的な歯科チェックが再発を防ぐ鍵となります。
フロッシングや歯間ブラシを使うことも、歯周病予防には欠かせません。

 

関連記事:歯周病の症状とは?原因や治療方法、セルフチェックも紹介!

歯茎や顎骨にできた腫瘍

歯茎や顎骨にできた腫瘍は、良性でも悪性でも顎の痛みを引き起こすことがあります。
これらの腫瘍は、顎や歯茎の組織が異常増殖して形成される塊です。
腫瘍によっては、歯の位置が変わったり、噛む機能に影響を及ぼしたりする場合もあります。
口内に違和感を覚えた場合は、早急に専門医による評価と適切な治療が必要です。

口腔顔面痛

口腔顔面痛は、歯や歯周組織、顎関節、神経系などの異常によって引き起こされる痛みです。
この痛みはしばしば慢性的であり、正確な原因を特定することが困難な場合もあります。
適切な診断のためには、歯科医師や専門医による詳細な診察と可能性に応じた検査が必要となるでしょう。
じっくりと原因を追究し、緩和に向けた治療計画を立てることが大切です。

顎関節症

顎関節症では、顎関節やその周辺の筋肉に問題が生じることで痛みや機能障害が起こります。
開口障害や顎のクリック音が生じることがあり、咀嚼や話す動作に影響を与えうることで有名です。
治療にはリハビリテーション、マウスピースの使用、時には手術が必要となる場合もあります。
多くの場合、適切な診断と管理で症状の軽減自体は容易です。

痛みを避けて片側ばかりで噛むようになる

顎に痛みや違和感があると、人は無意識のうちに痛む側を避けて反対側だけで噛むような咀嚼パターンに切り替えることがあります。

しかし、この左右バランスの偏りが続くと噛まれていない側の歯・歯茎・顎関節が使われなくなり、筋肉・靭帯・骨格がアンバランスなまま固定されやすくなります。

結果として、片側咀嚼が続くと咬合や筋機能の左右差が強まりやすく、TMD症状に関連する可能性があります

痛みを避ける行動がかえって顎の不調を招く「悪循環」と言えます。

歯が原因ではない痛み(非歯原性歯痛)

虫歯や歯茎に異常がないのに歯が痛むことがあります。

これは「非歯原性歯痛」と呼ばれ、顎関節やその周囲の筋肉の緊張、神経の過敏反応、ストレスなどが原因となることがあります。

特に顎関節症によって咀嚼筋に炎症やこわばりが起きると、痛みが歯やこめかみのあたりに放散して「歯が痛い」と感じることもあります。

虫歯治療をしても痛みが改善しない場合には、顎や筋肉、神経など歯以外の要因が関係している可能性があるため、歯科医院でレントゲンや触診を含めて詳しく検査し、原因を特定してもらうことが大切です。

蜂窩織炎(ほうかしきえん)

蜂窩織炎は、虫歯や歯周病から生じた細菌感染が歯周組織や顎骨の周囲に波及して、皮下の深い結合組織にまで炎症が広がった状態です。

顎が腫れ、発赤や熱感がみられ、噛むと痛みが増すことも多く見られます。

症状がさらに進行すると、リンパ節の腫れや発熱を伴うことがあり、自己判断では対応が難しくなります。

つまり、顎の痛み=単なる虫歯ではなく、蜂窩織炎のような深部の感染を疑うことが重要です。

歯根嚢胞(しこんのうほう)

歯根嚢胞は上皮で囲まれた袋状病変で、内容は液体(体液)です。

二次感染で膿を伴うことはありますが、膿瘍とは異なります。

顎の痛み、歯の動揺、時には顎下や頬に腫れが出ることもあります。

虫歯初期ではあまり顎の痛みを感じないですが、この段階まで来ると、顎まで痛みが波及することがあります。

治療としては根管治療(歯の根の中を清掃・消毒)や場合によっては嚢胞摘出が必要になるため、早期の歯科受診が望まれます。

ストレス

意外に見落とされがちですが、ストレスも顎の痛みに関与する重要な要素です。

心理的・身体的ストレスが続くと、無意識に歯ぎしり・食いしばり・肩・顎まわりの筋緊張を引き起こし、顎関節・筋肉・歯・歯茎に負担がかかります。

その結果、虫歯の進行を早めたり、顎に関連した痛みを増強させたりするリスクが高まります。

特に虫歯の治療中などでストレスがあると、痛みへの耐性が低くなるため、痛みを強く感じやすくなります。

対策としては、日常的なストレスケア(十分な睡眠・栄養・休息)、就寝時のマウスピース検討、硬いものを避けて顎を休ませることが効果的です。

顎が痛む場合の治療・対処方法

口腔顔面痛や顎関節症で顎に痛みがある場合は、まず口腔外科を受診してください。
専門医による診断が重要で、レントゲンやMRIなどの画像診断が必要になることもあります。
治療法としては、リハビリテーション、薬物療法、あるいはマウスピースの装着など多様なアプローチがあります。

治療後のケア

症状の改善後も、再発を防ぎ健康な顎の状態を長く保つためには、日常的なケアと意識的な生活改善が欠かせません。

虫歯が原因で顎まで痛みが及ぶこともあるため、治療後は口腔内を清潔に保ちましょう。

食事内容や姿勢、ストレス管理を見直し、顎を安定した状態に保つ努力を続けることが重要です。

小さな心がけの積み重ねが、将来的な痛みの予防や快適な生活につながります。

定期健診

顎関節症は慢性的に経過することが多く、初期の段階では痛みや違和感が軽く、自覚しにくい場合もあります。

そのため、症状が落ち着いた後も定期的に口腔外科や歯科を受診し、関節の動きや咬み合わせ、筋肉の緊張状態などを確認することが大切です。

また、必要に応じてマウスピースの調整やリハビリ内容の見直しを行うことで、わずかな異常も早期に発見でき、再発の防止や症状の悪化を防ぐことにつながります。

あごへの負担を減らす

日常生活の中で、顎に余計な負担をかけないように意識することも大切です。

硬い食べ物や長時間の会話、あくびなどで大きく口を開ける動作は関節に負担を与えるため、できるだけ控えるようにしましょう。

無意識に歯を食いしばる癖がある場合は、顎の力を抜き、上下の歯の間にわずかな隙間を保つよう心がけると効果的です。

さらに、姿勢の悪さやストレスは筋肉の緊張を招くため、正しい姿勢の維持やリラックスできる時間を意識的に取り入れることが重要です。

顎が痛む場合の応急処置

ここからは、顎が痛む場合の応急処置について解説していきます。
基本的には、以下の手順で行いましょう。

  1. 口腔内を清潔に保つ
  2. 冷やす
  3. 市販の鎮痛消炎剤を服用する

ちなみに、これらは頬の腫れにも有効な手段です。
それぞれ順に確認してください。

口腔内を清潔に保つ

顎の痛みに対する応急処置では、口腔内を清潔に保つことが重要です。
毎食後と就寝前の丁寧な歯磨きによって食べかすや細菌の蓄積を防ぎます。
痛みを感じた場合、塩水でのうがいなどによって痛みの緩和を促しましょう。
しかし、これらの対処法は一時的なものであり、原因に応じた適切な歯科治療が必要になることが多いです。

 

関連記事:虫歯による口臭を防止する方法

冷やす

次に、顎を冷やしましょう。
清潔な布に包まれたアイスパックや冷たいタオルを腫れている部分に適宜当てることで、痛みや炎症を軽減します。
冷却は一時的な痛みを和らげる効果がありますが、これは症状の緩和に過ぎず、根本的な原因に対しては歯科医による治療が必要です。
そのため、冷却後も症状が改善しない場合は、早急に歯科の診察を受けることが重要です。

市販の鎮痛消炎剤を服用する

もし市販の鎮痛消炎剤がある場合は、服用することで痛みを一時的に和らげられます。
これには多くの場合、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が含まれ、炎症を抑えるとともに痛みを緩和します。
ただし、これらの薬は症状を軽減する一時的な手段であり、痛みの原因を取り除く治療ではないので注意してください。
長期的な解決には、歯科医院での診察を受け、根本的な原因に対する治療を行う必要があります。
副作用に注意しつつ、極力速やかに専門医のアドバイスを受けてください。

顎が痛む時にやってはいけないこと

顎が痛い時は、口を無理に開けたり閉じたりすることは避けるべきです。
急な大きな口の動きや、長時間の会話も顎の筋肉に負担をかけます。
また、ガムを噛む行為や硬い食べ物を食べることも痛みを悪化させる原因となるため、控えるのが賢明です。

 

関連記事:虫歯になりにくい食べ物や飲み物とは?予防方法も紹介

虫歯で顎が痛い時はまず自宅でできる応急処置を

虫歯が原因で顎が痛む場合、まずは口の中を清潔に保ちましょう。
うがいをして食べかすを取り除くことが大事です。
また、痛む部分は冷やすことで痛みが和らぐことがあります。
市販の鎮痛消炎剤を服用することで、痛みを一時的に軽減できることも覚えておいてください。
ただし、原因となる虫歯の治療は必須です。
早めに歯科医院へ受診しましょう。

コラム監修者

監修者の写真

中島 航輝
なかじま こうき

役職

世航会デンタルオフィス 理事長

略歴

  • 1997年 明海大学 歯学部入学
  • 2003年 同大学 卒業
  • 2003年 東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 顎口腔機能再構築学系 摂食機能保存学講座 摂食機能保存学分野 博士課程 入学
  • 2006年 顎咬合学会 特別新人賞
  • 2007年 同大学院 修了 歯学博士所得
  • 2007年 東京医科歯科大学 歯学部附属病院 医員
  • 2007年 世田谷デンタルオフィス 開院
  • 2008年 医療法人社団世航会 設立
  • 2013年 明海大学歯学部 保存治療学分野 非常勤助教
  • 2014年 明海大学歯学部 保存治療学分野 客員講師
  • 2015年 昭和大学歯学部 歯科矯正学分野 兼任講師
  • 2016年 明海大学歯学部 補綴学講座 客員講師
  • 2020年 日本大学医学部 大学院医学総合研究科生理系 入学
  • 2025年 同大学院 修了 医学博士取得

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