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C2の虫歯とは?主な特徴や治療方法を解説 | 歯医者さんのお役立ちコラム
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C2の虫歯とは?主な特徴や治療方法を解説

虫歯になってしまうと、冷たいものを食べたときにしみる、歯が痛くて何も手がつけられないなど、日常生活に影響を及ぼします。虫歯の大きさにより、治療の仕方も大きく異なります。

 

この記事では、歯科医院において虫歯の進行状態はどのように表すのか、また、虫歯の治療法にはどのようなものがあるかを解説していきます。

虫歯のCとは

歯科医院で検査を受けるとき、「CO」、「C1」などといった単語を聞いたことはありませんか。歯科においてCは「Caries(カリエス)」の頭文字を意味しており、Cariesは英語で虫歯のことをさしています。

 

また、「C」と数字を組み合わせて虫歯の進行状態を表します。一般的にはCOとC1からC4までの4段階に分けられており、COは歯を削る必要がなく経過観察する程度のもの、数値が大きくなったC4は重症を表します。

C2の虫歯の特徴

C2は、C1が進行してエナメル質内部の象牙質まで届いてしまった状態で、自覚症状が出始める段階です。一つ前の段階であるC1は、歯の表面のエナメル質の所で進行が止まっている状態で、自覚症状は感じられません。

  • 主な症状
  • 痛み
  • 進行速度

順番に解説します。

主な症状

C2は虫歯が象牙質まで届いた段階です。主な症状を紹介します。

痛み

象牙質は歯の神経を覆っている組織です。そのため痛みを感じたり、冷たいものや甘い物を食べた時にしみたりすることがあります。

進行速度

虫歯の進行スピードには、個人差があります。歯磨きの仕方や虫歯菌の強さ、食べ物によって進行スピードは変わります。
また、虫歯になった歯が乳歯か永久歯かによっても大きく異なります。

 

乳歯の場合

乳歯に虫歯ができた場合、虫歯の進行速度は非常に速いです。
乳歯は非常に歯が柔らかいため、1週間ほどで悪化してしまうこともあります。

 

永久歯の場合

永久歯の虫歯の進行速度は、エナメル質の成分が完成しているかどうかによって異なります。

25歳以下の永久歯の場合、エナメル質がまだやわらかいため、虫歯がC1からC2へ進行するのは半年程度、C2からC3への進行は3ヶ月程度です。
一方、エナメル質が完成している25歳以上の永久歯の場合、C1からC2への進行は半年から1年、C2からC3に変わるのは半年程度といわれています。

 

関連記事:医学的な虫歯の進行度合いの分類

C2の虫歯の治療方法

C2程度の虫歯の治療は、虫歯を削り取ったら、レジン(合成樹脂)または銀歯などで詰め物を作り、穴を埋める治療法が一般的です。

  • 治療回数
  • 治療費

順番に解説します。

治療回数

一回あたりの治療時間は30分程度です。
治療には、1〜2回の通院が必要です。虫歯を削ったら薬を入れて様子を見て、詰め物を用意して穴を埋めます。

治療費

C1からC2の虫歯の場合の治療費は、保険適用で2,000円から10,000円程度です。
虫歯の範囲が小さく、少しの治療で完了する場合は早く、安く治療が完了します。しかし治療範囲が広がったり、詰め物の種類にこだわったりする場合、それに伴って費用も増加します。

 

詰め物の種類は金属やセラミック、レジンなどさまざまです。種類によって保険が適用できるものとできないものがあるため、詳しくはクリニックで確認してください。

C2の虫歯は自然治癒する?

虫歯は自然治癒によって治ることがあります。初期虫歯であれば、再石灰化によって修復することができます。
しかし、自然治癒できるのは初期段階の虫歯であり、C2のように痛みがあるようなすでに進行してしまっている虫歯は自然治癒しません

虫歯への対応

進行した虫歯は、自然治癒できません。特にC2に進んでいる虫歯は痛む・しみるなどの症状が表れるため、すぐに歯科医を受診してください。受診を先延ばしにすれば、逆に虫歯が進行して治療回数、診察料金がかかってしまうでしょう。

 

自分の歯と体を守るためには、歯科医院での定期検診は必ず受けることが大切です。

 

世航会デンタルオフィスでは、虫歯治療から予防歯科、歯周病治療まで、幅広い歯科治療を提供しています。受診の際はカウンセリングもしっかりと実施しているため、歯のことでお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。

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