歯医者の定期検診に通う頻度は?メリットと費用を知ろう

「歯医者の定期検診に通う最適な頻度は?」
「定期検診の内容は? 具体的に何をする?」
「歯医者の定期検診に通うメリットと費用が知りたい」
歯の病気は全身疾患とも密接な関係があるため、異常が見られた際は早期対応が必要です。
本記事では、歯の健康に重要な定期検診について、詳しく解説していきます。
虫歯や歯の痛み、歯ぐきの腫れを治したいと思っている方は、ぜひ最後までご覧ください。
歯医者の定期検診の内容
歯医者での定期検診では、歯と歯ぐきの健康状態を確認します。
主に行われる内容としては、以下の5つが代表的です。
問診
問診では、普段の歯磨き習慣や気になっている症状の有無、食生活や生活習慣などを丁寧に確認します。
これにより、虫歯や歯周病のリスクを把握し、必要な予防ケアや検査の方針を立てやすくなります。
問診はトラブルの早期発見に役立ち、適切な検診間隔を決める際にも重要なプロセスです。
定期検診を効果的に活かすために欠かせない工程といえるでしょう。
お口の中のチェック
定期検診では、まずお口全体の状態を丁寧にチェックします。
歯の本数や噛み合わせ、歯ぐきの腫れや出血の有無、舌や頬の粘膜の異常などを細かく確認し、虫歯や歯周病だけでなく口内炎や口腔がんの早期発見にもつなげます。
現在の口腔環境をしっかり把握することで、一人ひとりに合った定期検診の頻度や予防ケアの内容を歯科医師と一緒に考えやすくなるでしょう。
気になるしみる感覚や噛んだときの違和感があれば、このタイミングで伝えることで、小さな異常を見逃さずに将来の大きなトラブルを防ぎやすくなります。
歯磨き指導
定期検診では、現在の磨き方の癖や磨き残しが出やすい箇所を確認しながら、正しい歯磨き方法について丁寧な指導を受けられます。
歯ブラシの当て方や力加減、動かし方を具体的に教えてもらうことで、日常のセルフケアの質が高まり、虫歯や歯周病のリスクを減らせます。
また、患者の口腔状態に合わせて歯ブラシやフロスなどの選び方も提案されるため、家庭でのケアをより効果的に行いやすくなるでしょう。
継続的に歯磨き指導を受けることで、検診の間隔を適切に保ちながら口内環境を整えやすくなります。
お口の中のクリーニング
定期検診では、歯の表面や歯と歯ぐきの境目に付着した歯垢や歯石を丁寧に除去するクリーニングが行われます。
普段の歯磨きでは落としきれない汚れを取り除くことで、虫歯や歯周病の発生リスクを下げ、口内環境の改善につながります。
また、クリーニング後は歯の表面がなめらかになり、汚れがつきにくくなるため、日常のケアもしやすくなるでしょう。
定期的にクリーニングを受けることで、検診の間隔を適切に保ちながら健康な口内状態を維持でき、早期の問題発見にも役立ちます。
フッ素塗布
定期検診では、虫歯予防のためにフッ素塗布を行うことがあります。
フッ素は歯のエナメル質を強化し、酸に溶けにくい歯をつくる働きがあるため、虫歯の発生を防ぎやすくなります。
また、初期虫歯が進行しにくくなる効果も期待できるため、定期的なケアとして取り入れることで、検診の間隔を保ちながら歯の健康を守ることが可能です。
特に磨き残しが多い方や虫歯リスクの高い方は、フッ素塗布を習慣化することで、より効果的に口内環境を改善できます。
日常のケアとあわせて行うことで、安心して健康な歯を維持することが可能になります。
定期検診は歯の健康を維持し、予防や早期治療につながる重要な取り組みです。
歯医者の定期検診に通う頻度

とくに大きな問題がない方でも、1ヶ月に1回の頻度の定期健診で歯医者のクリーニングを行うことが推奨されます。
定期検診は早期の問題発見と予防につながり、歯の健康を保つために重要です。
1年に1回ではいけない理由
歯の定期検診は、年に1回では不十分です。虫歯や歯周病は、1年放置していると進行しやすい傾向にあります。
したがって、定期検診の頻度を増やし、早期の問題発見と予防策を講じることが重要です。
関連記事:歯磨きしているのに虫歯になるのはなぜ?対策方法も紹介
定期検診で受けられる「PMTC」とは
ここからは、定期検診で受けられる「PMTC」とは何か、解説していきます。
「PMTC」は、プロによって行われる専門的な歯の掃除です。
ここからは、以下の3つの特徴についてさらに深掘りしていきます。
- 歯垢を落とす
- 歯と歯のあいだの汚れを落とす
- フッ素塗布を行う
それぞれ見ていきましょう。
手順①歯垢を落とす
PMTCは歯医者の定期検診で受けられる特別なクリーニング方法で、歯垢を徹底的に落とすことが特徴です。
歯垢は虫歯や歯周病の原因となるため、PMTCによって定期的に歯垢を除去することで口腔の健康を保つことができます。
手順②歯と歯のあいだの汚れを落とす
PMTCは歯医者の定期検診で受けられる特別なクリーニング方法で、歯と歯の間の歯垢やプラークを除去することが特徴です。
歯と歯の間の汚れはブラッシングでは取りづらく、そこでPMTCを行うことで、歯と歯のあいだをきれいに保ち、虫歯や歯周病の予防に繋がります。
手順③フッ素塗布を行う
PMTCでは、フッ素塗布が行われます。
フッ素は歯のエナメル質を強化し、虫歯の予防効果があります。
PMTCによってフッ素塗布をすることで、歯の表面を保護し、虫歯リスクを低減します。
定期的なフッ素塗布は、歯の健康維持に重要です。
関連記事:歯医者の選び方とコツとは?注意すべきポイントもチェック
歯医者の定期検診に通うメリット

ここからは、歯医者の定期検診に通うメリットを紹介していきます。
主なメリットは以下の5つです。
- きれいな口内を維持できる
- 早期治療で歯へのダメージを留められる
- 全身の病気の予防にもつながる
- 正しい歯磨き指導を受けられる
- 医療費が抑えられる
それぞれ見ていきましょう。
関連記事:虫歯を自分で確かめる方法は?歯医者を受診すべき理由についても
メリット①きれいな口内を維持できる
定期的に歯医者の定期検診に通うことで、きれいな口内環境を維持できます。
歯垢や歯石はブラッシングだけでは完全に取りきれないため、専門のクリーニングで除去する必要があります。
これにより、口臭や歯周病の予防につながり、美しい白い歯を保てるでしょう。
メリット②早期治療で歯へのダメージを留められる
歯医者の定期検診に通うことで、早期に問題を発見し治療を受けることができます。
早期治療は、虫歯や歯周病の進行を防ぎ、歯へのダメージを最小限に抑える効果があります。
定期的な検診で予防し、早めの治療で歯を健康に保ちましょう。
メリット③全身の病気の予防にもつながる
歯医者の定期検診に通うことで、口内の健康を保つことができます。
口内には多くの細菌が存在し、歯周病などの炎症が全身の健康に悪影響を与えることがあります。
定期的な検診で早期発見し、治療することで、心臓病や糖尿病などの全身の病気のリスクを低減できるでしょう。
メリット④正しい歯磨き指導を受けられる
歯医者の定期検診では、正しい歯磨きの指導を受けることができます。
適切な歯磨き方法や歯ブラシの選び方を教えてもらうことで、効果的な口内ケアが可能です。
正しい歯磨きは虫歯や歯周病の予防に役立ち、健康な歯を保つことができます。
メリット⑤医療費が抑えられる
歯医者の定期検診に通うことで、予防的なケアや早期の歯の問題の発見が可能になります。
これにより、重篤な歯のトラブルを未然に防ぐことができ、結果的に治療費の節約にもつながるでしょう。
定期的な検診は、高額な歯の治療や手術になるリスクを減らし、健康な歯と財布を守ることができます。
歯医者の定期検診にかかる費用

現在の歯医者の定期検診は健康保険が適用されます。
自己負担額は3割で1回あたり2,500~3,000円程度です。
口腔内の状況や検診期間によってはレントゲン検査が必要で、別途1,000~1,500円ほどかかります。
定期検診は費用を抑えながら口の健康を守るひとつの方法です。
関連記事:予防歯科にはどのくらいの費用がかかる?治療の重要性も解説
【年齢別】歯医者の定期健診をおすすめする理由
定期検診に通うメリットはさまざまですが、年齢別によって定期健診を行う目的は変化します。
ここでは年齢別に歯の定期検診をおすすめする理由について紹介していきます。
乳児(1歳半くらいまで)
乳児期は歯が生え始める大切な時期であり、この段階で定期健診を受けることで、むし歯になりやすい癖や口内環境の傾向を早期に把握しやすくなります。
生えたばかりの乳歯はエナメル質が薄く、虫歯の進行も早いため、専門家がこまめに状態を確認することが重要です。
また、授乳や離乳食の進み具合に合わせてお手入れ方法をアドバイスしてもらえるため、家庭でのケアもより適切に行えます。
乳児期から定期的に歯医者に通う習慣をつけることで、将来のむし歯リスクを軽減し、スムーズな通院にもつながります。
幼児(6歳くらいまで)
幼児期は乳歯が生えそろい、食事量や生活習慣も大きく変化する時期のため、むし歯リスクが高まりやすくなります。
定期健診を受けることで、磨き残しが多い部分や噛み合わせの状態を早期に確認でき、必要に応じて予防ケアを提案してもらうことが可能です。
また、幼児期に歯医者へ慣れておくことで通院への不安を軽減でき、将来の治療がスムーズになりやすくなります。
6歳前後は永久歯が生え始める大切なタイミングでもあるため、歯並びや生え変わりを継続的にチェックし、健やかな口内環境づくりにつなげられます。
学齢期(18歳くらいまで)
学齢期は、永久歯が生えそろい始めるとともに、部活動や間食の増加など生活習慣が変化しやすい時期です。
この年代には、磨き残しや歯並びの乱れによって虫歯や歯肉炎が起こりやすくなるため、定期健診で口内の状態をこまめに確認することが重要です。
また、矯正治療が必要かどうかも判断しやすくなるため、早期にトラブルを予防できます。
学齢期に定期的な通院習慣を身につけることで、大人になってからも歯を健康に保ちやすくなり、将来の治療負担を軽減することにつながります。
青年期(20代くらいまで)
青年期は生活の変化が大きく、食習慣や睡眠リズムの乱れによって虫歯や歯肉炎が起こりやすくなる時期です。
また、親元を離れて一人暮らしを始めることで、歯磨き習慣や定期健診の受診が不規則になりやすく、口内環境が悪化しやすくなります。
さらに、この年代は親知らずが生えてくることも多く、歯並びへの影響や痛みのトラブルを防ぐためにも継続したチェックが重要です。
青年期に定期健診を習慣化することで、トラブルの早期発見や予防につながり、将来の治療負担を軽減しやすくなります。
壮年期(60代前半くらいまで)
壮年期は仕事や家庭の忙しさから歯医者に行く時間を取りにくくなりやすく、気づかないうちに歯周病が進行しやすい時期といわれています。
歯周病は自覚症状が出にくく、放置すると歯を支える骨が溶けて歯を失う原因につながります。
さらに、糖尿病や心疾患など全身の病気との関連も指摘されているため、定期検診の頻度を意識して数ヶ月に1回は歯医者でチェックを受けることが大切です。
壮年期から定期健診を習慣化することで、将来の歯の喪失リスクを抑え、長く自分の歯で食事を楽しみやすくなります。
高齢期(65歳以上)
高齢期になると歯ぐきが下がりやすくなり、歯の根元が露出することで虫歯や歯周病が進行しやすくなります。
また、噛む力の低下や入れ歯の不具合によって食事がしづらくなり、生活の質に影響しやすい時期です。
定期健診を受けることで、歯周病の進行状況や噛み合わせ、入れ歯の調整が必要かどうかをこまめに確認でき、口腔機能の低下を防ぎやすくなります。
さらに、高齢期は誤嚥性肺炎のリスクも高まるため、口内の健康を保つことが全身の健康維持にもつながります。
定期的な健診は、長く快適に食事を楽しむための重要な習慣です。
歯医者の定期検診に通う頻度は最低でも数ヶ月に1回
今回は、定期検診の頻度について解説してきました。
歯医者の定期検診には、最低でも数ヶ月に1回は通うようにしてください。
これは、歯の健康を維持するためです。
虫歯や歯周病は1年も放置すると進行しやすくなります。
定期的な検診によって、早期のトラブルを発見し、予防ケアや治療を行うようにしましょう。
口腔の健康を保つためには、定期検診の頻度を守ることが大切です。
世航会デンタルオフィスでは、虫歯治療から予防歯科、歯周病治療まで、幅広い歯科治療を提供しています。受診の際はカウンセリングもしっかりと実施しているため、歯のことでお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。
コラム監修者
資格
- 医療法人社団世航会 理事長・歯学博士
- ICOI 国際インプラント学会 指導医
- UCLAインプラントアソシエーション理事
- JAID 常任理事
- 日本顎咬合学会 認定医
- 日本口腔インプラント学会所属
- 日本補綴歯科学会所属
- 日本歯科医師会 会員
- 東京都歯科医師会 会員
- 厚生労働省認定研修医指導医
略歴
- 1997年 明海大学 歯学部入学
- 2003年 同大学 卒業
- 2003年 東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 顎口腔機能再構築学系 摂食機能保存学講座 摂食機能保存学分野 博士課程 入学
- 2006年 顎咬合学会 特別新人賞
- 2007年 同大学院 修了 歯学博士所得
- 2007年 東京医科歯科大学 歯学部附属病院 医員
- 2007年 世田谷デンタルオフィス 開院
- 2008年 医療法人社団世航会 設立
- 2013年 明海大学歯学部 保存治療学分野 非常勤助教
- 2014年 明海大学歯学部 保存治療学分野 客員講師
- 2015年 昭和大学歯学部 歯科矯正学分野 兼任講師
- 2016年 明海大学歯学部 補綴学講座 客員講師
- 2020年 日本大学医学部 大学院医学総合研究科生理系 入学
- 2025年 同大学院 修了 医学博士取得
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