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虫歯で顎が痛むのはなぜ?対処法も解説 | 歯医者さんのお役立ちコラム
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虫歯で顎が痛むのはなぜ?対処法も解説

「虫歯で顎が痛む場合の治療・対処方法は?」
「顎の痛みを引き起こす口腔内のトラブルについて知りたい」
「顎が痛む時にやってはいけないこととは?」
ビジネスマンであれば見た目の清潔さは非常に重要。
くわえて、歯は健康寿命を支えているともいわれており、自己投資としてはコスパが高いともいえるでしょう。
そこで本記事では、顎が痛む方に向けて、冒頭の疑問について詳しく解説していきます。
虫歯や歯の痛み、歯ぐきの腫れを治したいと思っている方は、ぜひ最後までご覧ください。

顎が痛むのはなぜ?

顎の痛みはさまざまな原因で生じます。
虫歯や歯周病が進行すると、炎症が歯茎や顎の骨に影響を及ぼし、痛みを引き起こすことがあります。
また、顎骨や歯茎にできた腫瘍も圧力や炎症を引き起こし、顎の痛みの原因となり得ます。
くわえて、顎関節症。
これは顎の関節とその周囲の筋肉の障害により、開閉時や噛む動作に痛みを感じる状態です。
これらの痛みは自己診断せず、早めに専門家に相談することをおすすめします。

顎の痛みを引き起こす口腔内のトラブル

顎の痛む理由がわかったところで、ここからは、痛みを引き起こす口腔内のトラブルを見ていきましょう。
ここでは網羅的に、以下の6つを紹介します。

  • 虫歯
  • 親知らずの抜歯
  • 歯周病・歯肉炎
  • 歯茎や顎骨にできた腫瘍
  • 口腔顔面痛
  • 顎関節症

それぞれ解説していきます。

虫歯

虫歯は、歯の硬い組織が酸によって溶ける病気です。
歯垢内の細菌が食べ物の糖分を酸に変え、これが歯を侵します。
初期段階では無症状ですが、進行すると歯や顎に痛みを引き起こすことがあります。

 

関連記事:虫歯の初期症状と症状が現れたときの適切な対処法について

親知らずの抜歯

親知らずの抜歯は、歯が不適切に成長したり、他の歯を圧迫したりした際に必要な処置です。
この抜歯は時に複雑で、腫れや顎の痛みを引き起こすことがあります。
痛みや腫れは通常、抜歯後数日で和らぎますが、適切なアフターケアが重要です。

歯周病・歯肉炎

歯周病は、歯を支える歯肉や骨が炎症を起こすことで歯茎の腫れを引き起こす病気です。
歯肉炎は、歯周に見られる炎症を指します。
歯周病は、プラークと呼ばれる細菌の塊が原因で、不適切な歯磨きが蓄積しやすくさせています。
治療法としては、まず歯科医によるプロフェッショナルなクリーニングが必要で、歯石の除去と歯肉ポケットの清掃が一般的。
重度の歯周病では、手術が必要となる場合もあります。
毎日の適切な歯磨きと定期的な歯科チェックが再発を防ぐ鍵となります。
フロッシングや歯間ブラシを使うことも、歯周病予防には欠かせません。

歯茎や顎骨にできた腫瘍

歯茎や顎骨にできた腫瘍は、良性でも悪性でも顎の痛みを引き起こすことがあります。
これらの腫瘍は、顎や歯茎の組織が異常増殖して形成される塊です。
腫瘍によっては、歯の位置が変わったり、噛む機能に影響を及ぼしたりする場合もあります。
口内に違和感を覚えた場合は、早急に専門医による評価と適切な治療が必要です。

口腔顔面痛

口腔顔面痛は、歯や歯周組織、顎関節、神経系などの異常によって引き起こされる痛みです。
この痛みはしばしば慢性的であり、正確な原因を特定することが困難な場合もあります。
適切な診断のためには、歯科医師や専門医による詳細な診察と可能性に応じた検査が必要となるでしょう。
じっくりと原因を追究し、緩和に向けた治療計画を立てることが大切です。

顎関節症

顎関節症では、顎関節やその周辺の筋肉に問題が生じることで痛みや機能障害が起こります。
開口障害や顎のクリック音が生じることがあり、咀嚼や話す動作に影響を与えうることで有名です。
治療にはリハビリテーション、マウスピースの使用、時には手術が必要となる場合もあります。
多くの場合、適切な診断と管理で症状の軽減自体は容易です。

顎が痛む場合の治療・対処方法

口腔顔面痛や顎関節症で顎に痛みがある場合は、まず口腔外科を受診してください。
専門医による診断が重要で、レントゲンやMRIなどの画像診断が必要になることもあります。
治療法としては、リハビリテーション、薬物療法、あるいはマウスピースの装着など多様なアプローチがあります。

顎が痛む場合の応急処置

ここからは、顎が痛む場合の応急処置について解説していきます。
基本的には、以下の手順で行いましょう。

  1. 口腔内を清潔に保つ
  2. 冷やす
  3. 市販の鎮痛消炎剤を服用する

ちなみに、これらは頬の腫れにも有効な手段です。
それぞれ順に確認してください。

口腔内を清潔に保つ

顎の痛みに対する応急処置では、口腔内を清潔に保つことが重要です。
毎食後と就寝前の丁寧な歯磨きによって食べかすや細菌の蓄積を防ぎます。
痛みを感じた場合、塩水でのうがいなどによって痛みの緩和を促しましょう。
しかし、これらの対処法は一時的なものであり、原因に応じた適切な歯科治療が必要になることが多いです。

冷やす

次に、顎を冷やしましょう。
清潔な布に包まれたアイスパックや冷たいタオルを腫れている部分に適宜当てることで、痛みや炎症を軽減します。
冷却は一時的な痛みを和らげる効果がありますが、これは症状の緩和に過ぎず、根本的な原因に対しては歯科医による治療が必要です。
そのため、冷却後も症状が改善しない場合は、早急に歯科の診察を受けることが重要です。

市販の鎮痛消炎剤を服用する

もし市販の鎮痛消炎剤がある場合は、服用することで痛みを一時的に和らげられます。
これには多くの場合、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が含まれ、炎症を抑えるとともに痛みを緩和します。
ただし、これらの薬は症状を軽減する一時的な手段であり、痛みの原因を取り除く治療ではないので注意してください。
長期的な解決には、歯科医院での診察を受け、根本的な原因に対する治療を行う必要があります。
副作用に注意しつつ、極力速やかに専門医のアドバイスを受けてください。

顎が痛む時にやってはいけないこと

顎が痛い時は、口を無理に開けたり閉じたりすることは避けるべきです。
急な大きな口の動きや、長時間の会話も顎の筋肉に負担をかけます。
また、ガムを噛む行為や硬い食べ物を食べることも痛みを悪化させる原因となるため、控えるのが賢明です。

虫歯で顎が痛い時はまず自宅でできる応急処置を

虫歯が原因で顎が痛む場合、まずは口の中を清潔に保ちましょう。
うがいをして食べかすを取り除くことが大事です。
また、痛む部分は冷やすことで痛みが和らぐことがあります。
市販の鎮痛消炎剤を服用することで、痛みを一時的に軽減できることも覚えておいてください。
ただし、原因となる虫歯の治療は必須です。
早めに歯科医院へ受診しましょう。

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